
公務員試験に挑戦したいけど、どれくらい難しいの?
どんな試験科目があるの?
独学でもいける?それとも予備校が必要?

実際にMARU子が合格した
「国家公務員 一般職(大卒程度)」
について、経験と最新情報を交えながら
分かりやすく解説するよ。
国家公務員一般職 2023年度の倍率は約2.5倍
倍率は下がり傾向。専門職はさらに低く2.2倍
安定した待遇と手厚い保障、リストラがない安心感などから
なりたい職業ランキング上位の常連になっている公務員。
実は倍率は下がり傾向です。
3年連続で過去最低を更新しています。
私が合格した2003年度の倍率はなんと「10倍」だったので
それに比べると安心感のある数字ですね。
ここまで倍率が落ちている理由は…
大きな要因は下記の2つです。
2. 申込者数の減りに対して採用者数の減りが少ない
やむを得ずアルバイトや派遣社員になった新卒者も多かった時期です。
そんな時期に安定した公務員は非常に魅力的で
私の周りにも受験者が多くいました。それに対して2023年は求人数も上昇し、
民間企業を志望する割合が多くなっています。
自然と公務員を目指す人の割合は減りますよね。
採用者数はそこまで減っていないのです。
1次試験は学科テスト、2次試験は面接
高校までの5教科に加えて法律、経済、時事問題など多岐に渡る
1次試験は「基礎能力試験」「専門試験」「一般論文」に分かれます。
人事院 「国家公務員試験採用情報NAVI」より
「基礎能力試験」は、高校までに学んだ国語・英語・数学・理科・社会の5教科です。
ここで点数をしっかり確保するのがポイントになります。
出題傾向は過去問を何度も解いて掴みましょう。
「専門試験」は法律、経済、時事問題、政治学・行政学など
16科目から8科目を選択して回答します。
どれも簡単な科目ではないので、いかに効率的に
出題傾向に沿ったポイントを網羅するかが大切になります。
40点満点中、今年の平均は24.85点
倍率が低くなっても、試験自体の難易度が下がった訳ではありません。
専門試験は、1問1点で、今年の平均点は24.85点(40点満点中)でした。
約6割正解すれば平均点という事ですね。
その他にも基礎能力試験、一般論文の点数を総合して
1次試験の合格が決まります。
二次試験は志望省庁での面接
1次試験に合格すると、官庁訪問の期間が始まります。
希望する役所が開く説明会に行き、面談の予約をとります。
そして役所の担当者と面談を行い、人物像を評価されます。
説明会や省庁訪問の際にしっかり仕事内容を把握し
希望の省庁に入れるように面談の練習をしましょう。
そんなに科目数が多いなら、予備校は必須?
【体験談】人によるが、MARU子は予備校に入りました
基礎能力科目は高校までの内容で対応できるけれど
専門科目は全くなじみがない!という方もいるかも知れませんね。
私も文学系の大学だったので
中心となる法律、経済、時事問題などには
全く触れたことがありませんでした。
それもあり、私は予備校を大学3年から利用しました。
大学ですでに法律関係を履修している方などは
かなりアドバンテージだと思います。
予備校のメリット
予備校最大のメリットですよね。「ここは出るよ!」「ここはつまづきポイントだよ!」
というヒントを沢山頂けたのがよかったです。また、教室にいる全員が公務員を目指している訳なので
自然と気が引き締まりますし、一人ではない安心感もあります。
友達や知り合いができれば、
「今どんな感じ?」「今年はこうなるらしいよ!」
と情報交換もできます。
試験は結局、最後は自分との闘いになります。
そんな中で、他愛無いコミュニケーションでリラックスできる仲間は貴重な存在ですね。
予備校のデメリット
「結局は自分次第」という事だと思います。
いくらプロから教えてもらっても、それを自分に定着させるのは
自分しかできない作業ですよね。
どれだけ自分の現状と向き合って
前進するための行動ができるか、だと思いました。
また、当然ながら予備校によって使うテキストは違います。
私は何となく予備校を選んでしまったのですが、
そこのテキストは出題傾向に沿っていない部分があり
他の予備校へ行った友人にテキストを見せてもらったら
そちらの方がわかりやすかった、なんてこともありました。。
予備校選びは大切ですね。
まとめ:簡単ではないが、努力次第でいける
自分に合った環境を見つけよう
公務員試験は決して簡単ではありません。
しかし、一般職(大卒程度)を受ける方は、高校・大学受験をしてきた方が多いと思います。
個人的な感覚ですが、集中して勉強に取り組んだ経験があれば
受かるレベル感かなと思います。
ただ、けっこうな時間を割くことなりますので
自分に合った環境を見つける事も大事です。
私は自宅で勉強すると怠けてしまうので
地元の図書館の自習室や
通っていた予備校の自習室をよく活用していました。
【体験談】今だから思う事
私が挑戦した時は、右も左もわからないで始めたので
合格をもらうまでとにかく不安でした。
そのストレスから体調を崩した期間もありました。
だるくて集中できない
もともと健康なのにすぐ熱を出す
そして時間がどんどん過ぎる・・・
という悪循環になり大変な思いをしました。
今振り返って思うのは
不安にならず淡々とやっていけば出来る試験だったな
という事です。
人生の大きな岐路になる試験ですが
前向きに、淡々と準備していくのがお勧めです!
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