
安定した公務員の仕事に
興味があるんだけど、
公務員試験てどんな物なんだろう?
どんな対策をしたら良いのかな?

国家公務員一般職
採用試験に挑戦し
失敗と成功を体験してきたMARU子が
最新情報と自分の体験
そして周りの状況も含めてお話するね。
一次試験は科目数が多い!
国家公務員一般職の一次試験は
学生時代に学んだ5教科(国・数・英・理・社)がメインの「基礎能力試験」と
法律や経済、行政に関する知識を問う「専門試験」
そして「一般論文試験」に分かれます。
一般論文以外はマークシート式です。
裁判所や東京都、専門職などを併願する場合は
専門科目の記述試験が必要な場合もあります。
人事院 「2023年度 国家公務員採用 一般職試験(大卒程度試験)受験案内」より
幅広い科目が必要。配点比率を知って対策に活かそう
人事院 「2023年度 国家公務員採用 一般職試験(大卒程度試験)受験案内」より
表からもわかる通り、基礎能力試験と専門試験では
同じ問題数でも配点比率が異なります。
専門試験が4/9、基礎能力試験が2/9ですから
専門試験に2倍の比率が置かれています。
難易度も考え、専門試験の対策に
2倍以上の労力と時間を使うのが得策といえるでしょう。
専門試験は16科目中8科目を選択・回答する形です。
早いうちから8科目を決めてしまうより
当日の試験問題を見て決められるよう、幅広く対策した方が
リスクが少ないですね。
専門科目から始めるのがお勧め
難易度も配点も高い専門科目に重点を置く
専門科目は、下記の16科目から8科目を選択して回答します。
各科目5問です。
政治学、行政学、憲法、行政法、民法(総則及び物権)、民法(債権、親族及び相続)、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学・経済事情、経営学、国際関係、社会学、心理学、教育学、英語(基礎)、英語(一般)
2023年度 人事院 「国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)受験案内」より
専門科目は法律がメインとなります。
まずは基本となる憲法から始めて法律の条文に見慣れていき
民法、行政法と進めていきましょう。
経済学も初めて取り組む方は、早めに始めることをお勧めします。
試験本番の1年前に上記の科目を始める場合、
夏頃には基礎能力試験で重点が置かれる数的処理や文章理解の演習も
少しずつ始めていきましょう。
難易度はそこまで高くありませんが、慣れは必要です。
確実に固めて得点の底上げを図りましょう。
秋〜冬頃からその他の対策を始めよう
一般科目の中でも優先度の低い科目や一般論文の対策は、秋〜冬から始めましょう。
一次試験が終わった後に、二次試験の面接対策をしていきます。
【体験談】MARU子の対策方法
失敗体験:テキストの丸暗記
人間は大人になるにつれて丸暗記する脳の働きが低くなり、
その代わり、ストーリーや周辺情報と共に理解して
覚える機能が高まっていくといわれています。
そんな事を知らなかった私は
覚えたい用語と説明をひたすら音読したり
書き写したりしましたが、中々頭に入らず…焦りました。
「前はできたのに何故だろう?まだ老化って年ではないし。。」
と不思議に思っていました。
丸暗記ではない覚え方とは??
この対策法として有効なのが
何故そうなるのか?
背景は?
身近な実例はあるか?
という視点で理解することです。
時間がかかって非効率に見えますが
「自分事」に近づけて、よりリアルに考える事で
理解が深まり記憶に定着しやすくなりますよ。
ただ、政治学や行政学など
広く浅い対策が必要な科目もあります。
そこは、出題傾向をしっかりつかんで
集中して覚えましょう。
成功体験:過去問を使い倒す
と思われるかもしれませんね。
私も、周りの友人も、やはりこれが有効でした。
一通り基本を理解したら、早めに演習や過去問に取り組み
出題傾向を掴むのがおすすめです。
同じ問題集を繰り返し解くと
どうしても答えを覚えてしまう場合もありますが
公務員試験は教科が多いので
受験と比べると覚えてしまう心配は少ないですよ。
まとめ
法律初心者の場合は特に、専門科目に集中しよう
私は大学は文学系で、教養科目でも法律を取らなかったため
全くの法律初心者でした。
なので、予備校の法律系の授業はすべて出席しましたし
自分で勉強するときも時間を集中して割きました。
又、基礎能力試験の科目の勉強が始まると
専門科目の勉強時間を減らしていく事になります。
その中でも一定の時間を専門科目にあてて
覚えたものを忘れないようにする対策も行いました。
合格を勝ち取りましょう!
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