
国家公務員の宿舎ってどんな感じなの?
間取りや設備はどうなの?
家賃はどれくらい?

これから公務員を目指すあなたのために、
MARU子が実際に5年間住んだ経験と、
他の宿舎を訪問した経験から解説するよ。
独身用は13,400円、世帯用は48,100円から
格安でアクセスの良い立地に住める公務員宿舎
手厚い福利厚生で守られている公務員ですが
特に公務員宿舎の家賃の安さは大きな魅力の一つです。
国家公務員は引っ越しを伴う異動がある職種も多いため
こういった宿舎が日本全国に完備されています。
独身宿舎は多くが6畳ほどの1K
世帯用宿舎は3DKの間取りがメインとなっています。
独身宿舎:13,400~16,700円
世帯用宿舎:係長補佐は48,100円~60,000円
幹部は 116,300円~139,400円
財務省:『国家公務員宿舎使用料の見直しについて』より
平均の家賃が安い地方では、さらに安く住むことができます。
【体験談】MARU子が迷わず飛びついた独身宿舎
駅から徒歩5分の1K
私は採用されてから退職するまでの5年間、関東某県の独身用宿舎に住んでいました。
周りには世帯用宿舎に住んでいる先輩、上司もいたので
実際にお邪魔する機会もありました。
私は一浪して公務員試験に受かったため、
「どうせ時間あるよね?」という事で
翌年4月を待たず、その年の10月から勤務を開始することになりました。
それが良かったのか
「ちょうど良い物件が空いていますよ!」と人事の担当者。
通勤に便利なJRの駅から徒歩5分の
比較的新しい独身女子用の宿舎に入ることができました。
そこは一見、普通のマンションと見分けがつかない外観で
私の部屋は13階建ての7階部分でした。
眺めも良く、都会のマンション暮らしに憧れていた私は大興奮。笑
マンション名をみると「〇〇(地名)第二住宅」となっており
見る人が見れば公務員宿舎と分かる、という物件でした。
コンビニやスーパーも近く、生活しやすい立地でした。
正面玄関のオートロックはなし。
間取りは6畳フローリングの1Kで、お風呂はユニットバスでした。
キッチンは電熱線で温めるタイプの一口コンロで、シンプルなつくり。
簡単な自炊なら工夫して十分にできました。
防音もしっかりしていて、隣や上階の音が気になることはありませんでした。
場所によっては3DKの激渋物件も
同期の一人が独身男性用の宿舎に住んでいたのですが
そこはなんと3DKの広さだったそうです。
さすがに一人では使いきれず
1部屋はほぼ物置になっていると言っていました。
かなり築年数の経った激渋物件で、その宿舎はその後
財務省の削減計画で取り壊しになっていました。
老朽化した宿舎は、全国でも計画的に閉鎖になっていくようです。
民間の賃貸と違うところは?
備え付けの物が一切ない
私が住んでいた宿舎は、一階に管理人のおばさまが住んでいました。
常駐されているのは安心感がありますね。
入居の説明時、管理人さんが特に強調されていたことがあります。
それは・・・
『退去する時、絶っっ対に物を残さない事!!
エアコンも物干しざおも、ぜーーんぶ、撤去してくださいね!!』
なぜか親の仇のように念を押されました笑
そう、入居時の部屋は本当に何もない状態なんです。
全部自分で揃えないといけませんでした。
敷金・礼金がない分、こういった設備への出費は念頭に置いておきましょう。
ちなみに玄関や水回りの電球は最初から付いていましたよ。
自分で用意しなければならない。
自治会の役目が回ってくる
清掃費など定型的な収支をつけ、定型的な決算書を作って終わりでした。役員で集まる事もなく、その年の会長さんの所に
集計が終った帳簿とお金を届けに行った時が
唯一役員さんと会った瞬間でした。。
ただ、民間の賃貸マンションには無い物なのでちょっと面倒ではありました。
ファミリー用宿舎はどんな感じ?
私が身近に見た世帯用宿舎の利用者
勤めていた職場でも、ファミリーで宿舎を活用している方は多かったです。
先輩ご夫婦の宿舎へお邪魔した時は、昔ながらの団地のような印象を受けました。
和室の3DKをうまく使っていたのを覚えています。
転居を伴う異動にも柔軟に対応してくれる
同期の一人が、旦那さんの転勤について地方の支局へ異動し、
世帯用宿舎に入りました。
旅行がてらお家に遊びにいった事があるのですが
やはりこちらもかなり古めの団地で、間取りも同じ3DKでした。
夫婦2人なら良いですが、子供が生まれると手狭になるな、という印象でした。
国家公務員宿舎は日本全国にありますし、役所自体も全国にありますので
引っ越しを伴うライフステージの変化があっても辞める必要がありません。
この同期の異動や引っ越しを見ていても、とても親身に人事がサポートしていました。
民間企業だと、会社によっては地方への異動を一か月前に突然言い渡される!
とうような会社もあります。(実際転職先がそうでした)
そうなると本人だけでなくご家族も大変ですよね。
こういったサポート体制は、国家公務員ならではかと思います。
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